
老犬が急に噛むようになって困っています。
噛むしつけはしっかりしたはずですが、しつけをしなおした方がいいのでしょうか。
こんなお悩みにお答えします。
- 老犬が急に噛むようになったときの対処法
- 老犬が急に噛む理由
- 老犬が急に噛むときに気をつけること
今回は、老犬が噛むことについて解説します。
今回は老犬を飼っている人のために、急に噛むことで悩んでいる人に対処方法をご紹介します。
成犬のときば噛まなかったのに、老犬になり急に噛むようになったら、困りますよね。
そこで本記事では、老犬が急に噛むようになったときの対処方法を、大切なポイントだけをわかりやすく解説していきます。
「老犬の噛み癖のしつけはしたほうがいい?」「噛む原因は?」といった疑問も解消できますよ。

それでは、早速はじめていきましょう。
老犬が噛む理由

老犬が噛む行動には、さまざまな理由があります。
老化よる認知症や疼痛による苦痛、身体的な不快感、過剰な興奮や不安、環境の変化などが要因となって噛み癖が生じることがあります。
老犬が噛む要因を理解してで、適切な対処法を見つけるために重要です。
老犬が噛む理由
- 体調が悪い
- 環境の変化
- 老化
- 嫌なことをされたと感じるから
- 認知症
体調が悪い
老犬になると、老化が進み、足の関節や体の一部に痛みが出たり、体調も悪くなってきます。
飼い主が体を触ろうとして噛むのは、痛いところこに触られたくないからです。
噛むことは、痛みや調子が悪いことの老犬からのサインです。
老犬が立った時に体を震わせている、触ろうとしてら噛まれることがあったら、早めに病院につれていきましょう。
環境の変化
老犬は、「留守番時間が長くなった」「引っ越しをした」などの生活環境の変化で、不安を感じて飼い主を噛むことがあります。
また「最近、家族内でケンカが多くなった」「工事の騒音がうるさい」なども、老犬がストレスを感じる原因です。
老化
老化が進んでくると、聴覚や視覚の衰えがあり、飼い主が急に近づいたときに、間違って噛んでしまうことがあります。
飼い主と気づかず、老犬を触ろうとしたり、近づくと、敵だと勘違いしてしまうためです。
愛犬を驚かさないように、ゆっくりと照明なら近づくなど、配慮が必要になってきます。
嫌なことをされたと感じるから
老犬は、嫌なことをされたと感じると、噛んで抵抗することがあります。
関節の痛みや、老犬の後ろ足が弱くなり、立つのが億劫な姿を見ると、飼い主は介助したくなるでしょう。
介助のため、老犬を立たせてあげようとすると、痛みを感じているのか、噛むことで嫌だと表現します。
痛いのに立たせるのは、老犬は嫌なことをされたと思い、噛むのです。
老犬に無理をさせるのはよくないですが、老犬に手を噛まれないようにしながら、介助をしてあげるようにしましょう。
<<老犬介護について>>はこちらでお話ししています。
薬の服用
老犬に疾患があり、薬を飲ませるこおとあるでしょう。
薬が飲むのが嫌で、抵抗して噛むこともあります。
ウェットフードに混ぜたり、オブラートに包んで薬をあげるといいかもしれません。
認知症
老犬になると、心の不安や体の不調を訴える犬もいますが、認知症になってしまうこともあります。
昼夜逆転したり、ご飯を何度でも欲しがるなどは、認知症の症状です。
精神的にも不安定になってくるので、飼い主を間違って噛むことも多くなってしまうかもしれません。
認知症は専門的な治療をして、よりそっていくようにしましょう。
老犬が急に噛むようになったときの対処法

老犬が急に噛むようになったときの対処方法をお話しします。
老犬が急に噛むようになった時の対処方法
- むやみに叱らない
- 老犬の様子をみよう
- 専門家に診てもらう
- 生活リズムをつくる
- 散歩でリフレッシュする
- マッサージをする
それでは1つずつお話ししていきます。
専門家に診てもらう
老犬が噛むのは、不安な気持ちだったり、体調が思わしくないからなので、早めに動物病院で診てもらいましょう。
老犬が急に噛むようになった場合、まずは獣医師に相談することが重要です。
獣医師は身体的な問題や病気の可能性を評価し、必要に応じて適切な治療を行います。
内臓疾患なら早期発見が第一です、
精神的なことなら、アドバイスやサプリメントを処方をしてくれるはずです。
むやみに叱らない
老犬が急に噛むようになっても叱らないでください。
今まで噛むことがなかった老犬が噛むのは、体の不調があったり、何らかの理由があるはずです。
噛むしつけがしてあったとしたら、体調のなどの変化で、噛む行動になってしまうかもしれません。
調子が悪いのに叱られたら、老犬も萎縮してしまいますし、飼い主もイライラして精神的によくありません。
老犬が噛むなら、まずは気遣ってあげる配慮をしてあげましょう。
老犬の様子をみよう
犬が歳をとってくると、人間もそうですが、体のどこかの不調があることが当たり前になってきます。
人間の何倍も犬は歳をとるスピードが早いことはみなさんご存知のことと思いますが、犬は老化のスピードも速いのです。
老犬になって急に噛むようになったら、体調が悪いサインです。
早期発見して、動物病院に連れていくなどしてあげましょう。
生活リズムをつくる
老犬になると、睡眠時間も長くなったり、疲れやすくなっています。
おだやかに暮らせるように、生活リズムをゆっくりにしてあげましょう。
老犬の遊びは少し控えめにすることで、興奮して急に噛むこともなくなります。
散歩でリフレッシュする
老犬と一緒に散歩にでかけて、心も体もリフレッシュしていきましょう。
部屋にこもりがちだと、精神的に不安的になったり、ストレスがたまり、急に噛む行動になってしまうかもしれません。
老犬の散歩で「おすわり」「待て」などのしつけをすることは認知症予防にもつながります。
老犬が急に噛むようになったら、生活にメリハリをつけて、リフレッシュをしていきましょう。
マッサージをする
老犬になったら体の隅々までマッサージをしてあげましょう。
マッサージで体を触ってあげれば、犬の心も安定してきますし、痛みなどがあるなら、病気も発見もできます。
気をつけないといけないのは、老犬の体を触ると、急に噛むことがあります。
十分注意して老犬をマッサージしてあげましょう。
老犬の噛むことの変化

老犬が噛む行動に変化が見られる場合、注意が必要なサインとなります。
従来は噛むことがなかったのに急に噛み始めた場合や、噛む力が強くなった場合などです。
このような変化は、犬の健康状態や心理的な要因の変化を示唆している可能性があります。
早めに獣医師に相談し、問題の解決に向けた適切な対策を講じることが大切です。
噛む力が弱くなる

老犬は、歯もだんだんと弱くなっていて、噛む力も弱くなってきます。
老犬が噛む力が弱いなら、餌もドライフードをふやかしてあげたり、手作りごはんなどでやわらかいものを食べさせるようにしましょう。
老犬に硬いものをあげると、喉を詰まらせてしまうこともあります。
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歯石に注意
老犬の噛む力が弱くなり、歯に食べ物が残ってしまい、歯石がたまってしまうと大変です。
老犬のたまった歯石を除去するのは、麻酔をしてやらないといけないので、犬にとってはかなりリスクがあります。
老犬の歯の健康はとても大切なので、普段から、噛むことを意識して、歯磨きなどでケアしてあげましょう。
犬用の歯磨きを販売されていますが、老犬になると、硬いものは難しいので、やわらかい素材の歯磨きガムを与えて、歯の健康を保つようにしましょう。
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遊び方を変える
老犬の噛む力もなくなってきたら、今までとは遊びの方法を変えていきましょう、
今までしっかりおもちゃでひっぱりあいこをしていたとしても、老犬が噛む力が弱くなっているので、歯がかけてしまうことがあります。
噛む力が弱くなっている老犬には、むやみに硬いおもちゃで遊ばないようにしましょう。
やわらかい素材のものや、鬼ごっこなど走るだけの有酸素運動だけにします。
口を使う遊びは様子をしっかり観察しながら、やってあげましょう。
食欲がなくなる
老犬の噛む力が弱くなると、食欲がなくなってくることがあります。
老犬の噛む力が弱くなり、硬いものが苦手になってしまったかもしれません。
老犬が食欲がないなら、ドッグフードを変えたり、手作りごはんを作ってあげたりして、犬が食欲が出るように工夫してあげましょう。
老犬が歳をとり、急に噛む力が弱くなり、いっぺんに食べられなくなってしまったかもしれません。
朝、夜1日2回与えていたものをお昼にも与えたり、食べなかったら下げてしまうのではなく、いつでも食べることができるようにすることも必要です。
老犬が噛む力が弱くなり、食欲がないなら、飼い主の手から与えて、噛む力を確かめながら、与えてあげましょう。
手をつまんだ形で与えると、手と餌との区別がつかなくなり、老犬が間違って、急に手を噛むこともあるので、手は開いて手のひらから与えるようにしましょう。
<<老犬の食欲がない>>ことについては、こちらでお話ししています。
老犬の噛むことについての気にすべきこと

老犬の噛み癖について気にすべき重要なことがをお話しします。
噛まれないように注意する
老犬は。老化や認知症、噛む力あ弱くなるなどの原因で予期せぬ行動をとります。
まず、飼い主が噛まれるかもということを前提に行動することが大切です、
老犬に噛まれると、ケガや感染症のリスクがあるため、安全対策を講じることが必要です。
噛み癖のサイン
老犬が噛むのは、体調不良やさまざまな理由があります。
病気や痛み、ストレスなど、原因を特定するために早めに獣医師に相談することをおすすめします。
老犬の噛む力が弱い時のおやつの与え方

老犬が噛む力が弱くなってきたら、おやつを与えるときは、注意してあげるようにしましょう。
今まではおやつを与える時、噛まれたことはないかもしれません。
老犬になると、おやつと手が区別できなくなっていたり、老犬の噛む力が弱くなってきます。
しっかりと噛まないとつかめないために、噛む力が強くなったり。手も一緒に噛むことがあります。
老犬ができていたものができなくなったと悔やむのではなく、老犬に失敗させないことがとても重要です。
老犬だって、飼い主の手を噛みたいわけではないので、おやつを与える時は、手でつまむように口に持っていくのではなく、手のひらを開いてあげるようにしましょう。
老犬が噛むなら、しつけはどうする?

老犬が噛むなら、しつけをするよりも気をつけて噛まないような生活空間を作ってあげましょう。
いくら子犬や成犬の頃に、噛み癖をしないようにしつけがしてあったとしても、体の痛みであったり、噛む感覚が鈍くなることにより、間違って噛むことがあります。
老犬は故意に噛んでいるわけではないので、しつけは卒業して、穏やかに暮らしていくにはどうしたらいいのか、一緒に考えていきましょう。
<<老犬介護>>については、こちらでお話ししています。
まとめ
今回は、老犬が急に噛むことについて、お話ししました。
老犬が急に噛むようになったら、体調が悪いなどのサインの可能性が高いです。
噛まれないようにボディチェックをして、老犬の様子をしっかりみてあげるようにしましょう。
<<犬が噛む理由>>については、こちらでも解説しています。