
犬が待てができないので、悩んでいます。
犬が待てをせず、すぐにおやつに飛びついてしまうのは、どうしたらいいでしょうか。
こんなお悩みにお答えします。
- 犬が待てをできないときのしつけ方
- 犬が待てができない理由
今回は犬が「待て」ができないと悩んでいる人に、しつけ方ををご紹介します。
愛犬が「待て」ができないと困ることがいっぱいありますね。
例えば、危険に遭遇しそうになったときは、「待て」で行動が止まれば、安心です。
そこで本記事では、犬の「待て」のしつけかたが簡単に理解できるように、大切なポイントだけをわかりやすく解説していきます。
「いくらしつけしても待てができない」「しつけ方法は?」といった疑問も解消できますよ。

それでは、早速はじめていきましょう。
\ 子犬のしつけで悩んでいるなら /
愛犬が待てができない

愛犬が待てができないので、とても悩んでいました。
愛犬が待てができない状況
- 待てと言っても、待ってくれない
- おすわりをしてもすぐに立ってします。
- ごはんの前で待てといっても、食べ始めようとする
そこで、おすわりの仕方を見直し、ゆっくりとしつけをしていったら、待てが外でもできるようになりました。
犬が待てができない理由

犬が待てができない理由についてお話しします。
あなたとあなたの犬との行動の差がないか、チェックしてみてくださいね。
犬が待てを理解していない
犬が「待て」ができないのは、犬が「待て」を理解していないことが多いようです。
あなたが正しい「待て」の状態を把握して、しっかりと覚えさせてあげることからはじめてみましょう。
すぐに待てができると思っている
犬が「待て」がすぐにできると思わないようにしましょう。
「待て」は基本的なしつけですが、「おすわり」よりもハードルが高く、時間がかかるしつけです。
おやつやご飯の前に待たせるのは、犬にとって苦痛です。
犬はすぐには「待て」ができないので、できるまで、何度でもしつけていきましょう。
飼い主との信頼関係ができていない

犬が「待て」ができないのは、飼い主との信頼関係ができていないためです。
犬と信頼関係をつくるには、待てをしたら、いいことがある、ごほうびがあるとしつけていくことで、信頼関係ができてきます。
犬が「待て」ができないなら、待てをやりたくなるように主従関係を作り、安心して従うようにしてあげましょう。
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子犬待てののしつけが早すぎる

生後3.4か月の子犬は、まだまだ社会性を身につける段階なので、「待て」ができないのは当然です。
子犬に「待て」をしつけるのは、トイレトレーニングやアイコンタクトができてからにしまましょう。
また犬が「おすわり」も完璧にできる状態にして、待てをしつけていきましょう。
待てのしつけ方が間違っている
犬が待てができないのは、しつけ方が間違っているからです。
最初から、長い時間、「待て」をさせようとしたり、「待て」をしてもほめてもらえないなど、しつけ方法にはコツがあるのです。
犬が「待て」ができないなら、しつけ方法をみなおし、あせらずゆっくりやっていきましょう。
犬が待てができないときのしつけ方の5ステップ

犬が待てができないときにしつけ方のポイント、5ステップをお話しします。
順番に「待て」をしつけていきましょう。
1、犬のご褒美を用意する
犬が「待て」ができた時のご褒美を用意します。
犬用のビスケットやジャーキー、太るのが心配なら、ドッグフードでもいいでしょう。
おやつはもらえることが嬉しいので、指先ほどの量で構いません。
2、犬に「おすわり」をさせる
犬の「待て」は、「おすわり」の状態を保つことが基本です。
「おすわり」は、立った状態より犬が動きにくいからです。
「待て」をしつける前に、「おすわり」ができることが大切です。
犬に「おすわり」の状態で待てをさせるようにします。
立った状態で「待て」をさせるのは、ハードルが高いです。
3、おやつを持ちながらしゃがみこむ
犬が「おすわり」ができたら、飼い主さんは手にご褒美のおやつを手に持ちながら、しゃがみこみます。
4、「待て」と声をかける
おやつを手のひらにのせた状態で、犬の顔の前に近づけ、「待て!」といいます。
そのとき、取られないように気をつけましょう。
もし犬が立ち上がりそうになったら、再度「待て!」と声をかけます。
犬が動いたら、おやつを与えてはいけません。
再度「おすわり」をさせるところからはじめましょう。
5、犬が待てができたらご褒美おやつ
犬が「待て」ができたら、「よし!」といい、おやつを与えます。
最初は1、2秒でかまいません。
少しでも「待て」ができたことを褒めてあげましょう。
短い時間から始めて、だんだんと待ての時間と距離を延ばしていきましょう。
犬が待てをできないときのしつけ方のコツ

犬が「待て」ができないときのしつけ方のコツについてお話しします。
犬が待てができないときのしつけのコツ
- 「待て」を理解させよう
- 成功体験をつくる
- ジェスチャーをしよう
- 待ての言葉は1つにしよう
- 誘惑を減らそう
- 集中させてあげよう
- いいことを作ってあげましょう
- 主従関係を作ろう
それでは1つずつお話しします。
「待て」を理解させよう
犬が「待て」ができないなら、まずを「待て」を理解できているか、確認してみましょう。
「待て」のかたち
犬がおすわりやふせや立った状態から、「待て」と号令をかけたら、静止して、飼い主がOKを出すまで、そのままの状態でいることです。
成功体験をつくる
犬が待てができないのなら、待てからOKまでの時間を短くして、成功体験を作ってあげましょう。
最初は1秒、3秒、10秒というように時間を長くしていけばいいわけです。
犬の待ては、急にできるものではないので、時間をかけて、しっかりとやっていきましょう。
ジェスチャーをしよう
犬が「待て」ができないなら、ジャスチャーをしてみましょう。
言葉で「待て」が理解できないなら、手のひらを犬の顔の前に大きく差し出し、前にいけないようにします。
「待て」ど同時にジェスチャーすることで、犬も待てと言われたら、どうしたらいいのか、だんだんわかってくるはずです。
待ての言葉は1つにしよう
犬が「待て」ができないなら、「待て」という意味の言葉を1つにしましょう。
犬は、人間の言葉があまり理解できない動物なので、たくさんの言葉を教えても、混乱してしまうだけなのです。
「待て」や「おすわり」、ハウスに入ってほしい時の「ハウス」などしつけ言葉はたくさんあります。
トイレをしてほしい時の「シーシー」など、様々な言葉をしつけていく必要があるはずです。
現代の人はマルチタスクで行動することが多いですが、あまりにもタスクがあると、混乱してしまいますよね。
犬よりも優れている人間でも、いくつも覚えることがあると、混乱してしまうのです。
犬が「待て」ができないのは、たくさんの言葉で教えているからかもしれないので、少しずつ、少ない言葉をしつけていきましょう。
犬が待てができないなら、家族でチェックする
犬が「待て」ができないなら、家族間で、言葉を統一しているか確認してみましょう。
「待て」の言葉には、
「待て」、「待って」、「ステイ」、「止まれ」
など、いろいろな言葉で表現ができますが、犬はそれほど理解できないので、1つにすることが大事です。
<<犬の待てを英語でしつけ>>をしたいのなら、こちらの記事がおすすめです。
誘惑を減らそう
犬が「待て」ができないなら、誘惑を減らしていきましょう。
外よりもおうちの中の方が誘惑がなく、「待て」ができる可能性が高いからです。
また犬が、お腹がすいている状態で、食べ物を前にして、犬に待たせるのはかわいそうです、
空腹よりも少しお腹が満たされた状態で行うと、しつけがうまくいきます。
犬はあくまでも動物なので、まずは生理的欲求の食欲を満たすのを目的で生きてます。
欲しいものを目の前にして、犬が待てができないのは、当然です。
もちろん慣れている犬なら、食べ物が目の前にあっても、「待て」ができるかもしれません。
うちのミニチュアシュナウザー もおやつに執着がとても強い犬だったので、「待て」ができないことで、すごく悩みました。
おすわりをさせてもおやつが見えてしまうと、すぐに立ってしまうのです。
しつけの回数が少ない犬だと、「待て」ができないのです。
集中させてあげよう

犬が「待て」を教えるときは、集中できる環境を作ってあげましょう。
あなたの犬がおうちの中で「待て」ができていたとしても、外に出てみると、待てができないかもしれません。
外は、いろいろな誘惑があったり、犬が集中できないからです。
散歩をしていると、匂い、車の音、人の声など、家に中では聞こえない音や匂いなど、集中できない理由がいっぱいあります。
落ち着いたおうちでしっかりと「待て」ができるようにして、どんなところでも、犬が「待て」ができるようにしていきましょう。
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いいことを作ってあげましょう

犬が待てができないなら、いっぱいほめてあげましょう。
もちろんおやつも大切なアイテムです。
犬が待てができないのは、ごほうびが少ないからです。
おやつを使うこと、そしてほめることをいっぱいしてあげましょう。
しつけで主従関係を作ろう

犬が「待て」ができないなら、飼い主との主従関係を作っていきましょう。
いくら犬に「待て」をしなさいと命令しても、飼い主がリーダーとしてふさわしいと犬が認めていない限り、犬は待てをしようとしません。
あなたや家族の関係性がどうなのか、あなたよりも犬が上に関係になっていないか、見直す必要があるのかもしれません。
主従関係ができていれば、犬が待てができないことは、なくなるはずです。
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犬が待てができないなら、おすわりを先にしつける

犬が「待て」ができないなら、「おすわり」が完璧にしつけましょう。
「おすわり」の態勢で待たせることがとても大切だからです。
犬が「待て」ができないなら、「おすわり」を先にしつけると、しつけがやりやすくなりますよ。
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犬の待てができないなら、飼い主の教え方を客観的にみてみましょう。
できない原因が犬ではなく、飼い主のことも多いのです。
待ての声の掛け方、立ち振る舞い、おやつの与え方など、チェックすることはたくさんあります。
動画にとってみると、意外なことに気づくはずです。
もし自分で待てができない理由がわからないなら、ドッグトレーナーなど他の人にみてもらいましょう。
ボクも犬が待てができない時に、他人にみてもらったら、しつけをする時に腰が高かったので、犬が理解できていないことがわかりました。
待てとおいでをセットで教える
犬が待てができないなら、おいでと待てを一緒に教えると一石二鳥です。
おいででいいことがあるとわかれば、自然と待つこともできるようになるでしょう。
ボクは、「おいで」ではなく「こい!」としつけていましたよ。
しつけ教室に行く

犬が待てができないなら、しつけ教室に行くといいでしょう。
自分の行動を動画で撮るのと同様、他人に待ての教え方を聞くのは、習得する近道です。
犬のしつけ教室では、素直な気持ちで耳を傾けるようにすれば、待てができるようになるはずです。
犬が待てができない時に気をつけること

とにかく待てができたら褒める
犬が待てができないのは、しつけることだけを考えていると、なかなか待てを覚えてくれません。
犬が待てをするのは、とてもすごいことなのです。
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犬が待てができないのは、ほめてもらっていないからです。
ほめられる犬にとって、飼い主から存在を認めてもらっているので、うれしいはずです。
最初は待てをさせて、1秒とか2秒でいいので、できたことをほめてあげましょう。
ほめてあげると、犬もどんどんやる気になってきます。
3秒しか待てができないとしても、だんだんと待ての時間が長くてもできるようになるはずです。
ほめて、できないことをできるにしていきましょう。
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犬が待てができなくても続ける
犬が待てができないと、イライラしてくるでしょう。
気持ちすごくよくわかります。
でも、待てができるようになるまでには、時間がかかるものです。
毎日少しずつ続けることがとても大事です。
いつの間にかできた!という日が来るはず。
がんばりましょう。
犬が待てができないときのまとめ
今回は、犬が待てができないことについて、お話ししました。
愛犬のミニチュアシュナウザー も待てがずっとできないことで悩みましたが、何度も何度も練習して、しつけをしたら、犬が待てができるようになりました。
できるまでやることが大事です!
\ 子犬のしつけで悩んでいるなら /