子犬が「待て」ができればいいなあと思っています。
「待て」の教え方が知りたいです。
こんなお悩みにお答えします。
- 子犬の「待て」の教え方のコツ
- 子犬の「待て」の教え方
- ご飯前の「待て」は大事
- 子犬の「待て」の教え方で気にすべきこと
- 「待て」応用編
今回は子犬を飼っている人のために、待ての教え方をご紹介します。
子犬が待てをしてくれたらうれしいですよね。
子犬の「待て」の教え方は、1秒「待て」ができるようにすれば、最初の一歩は成功です。
「1秒?」って思われるかもしれませんが、1秒でも待つことができる子犬は、素質があります!
あなたの犬が、ご飯の前だけではなく、どんな時でも「待て」ができるようになれば、自分や他人の安全を守ることにもなりますね。
そこで本記事では、子犬にまだしつけたことのない人でも理解できるように、大切なポイントだけをわかりやすく解説していきます。
「子犬に待ての教え方がわからない」「待てがなかなかできない」といった疑問も解消できますよ。
それでは、早速はじめていきましょう。
子犬の「待て」のしつけ、教え方のコツ
子犬の待ての教え方のコツをお話しします。
- まずはおすわりから始める
- 集中できる場所で行う
- 短い時間から始める
この3つのコツを守り、待てができるようにしていきましょう。
おすわりから始める
子犬に「待て」のしつけをするときには、「おすわり」から教えていきましょう。
待ては、おすわりの状態を保つことだからです。
「おすわり」とは、犬が腰を落とし、おしりが地面についている状態のことをいいます。
すぐに立ってしまったら、失敗です。
再度おすわりをさせましょう。
まずはおすわりを完璧に教えましょう。
集中できる場所で行う
待てを教えるときは、静かな場所でしつけましょう。
、まずはじゃまされない静かな場所で集中できるところでやりましょう。
慣れてくれば、「待て」が外でもできるようになります。
おちちの中では、家族にも協力してもらい、テレビなどの音は排除して、犬が集中できるようにします。
こどもの声が気になったり、洗い物の音など、犬が気になって、待てがなかなかできないですよ。
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短い時間から始める
「おすわり」ができるようになったら、いよいよ「待て」を教えます。
まずは短い時間から「待て」のしつけをしていきましょう。
1秒でも、「待て」ができたら、ほめて、またやりたいと思わせることが大切。
おやつを用意しておいて、できたらすぐにご褒美としてあげてもいいですね。
子犬のしつけは、成功体験をつくることで習得していくのです。
子犬の待てのしつけ、教え方
子犬の待てのしつけ、教え方についてお話します。
- 待てについて
- 1秒の「待て」の教え方
- 子犬が待てないなら
- 子犬の待ての教え方<距離をとる>
- 子犬の待ての教え方<時間や位置を変える>
- 子犬の「待て」の教え方<散歩>
- ごほうびはおやつから褒めることだけにする
- 何度も何度も練習する
それでは1つずつお話していきます。
子犬の「待て」の正しい形
「待て」は動かず、その場にたたずんでいることなので、正しい形を再確認しておきましょう。
子犬にとって、じっとしていることは、とても難しく、なかなかできないかもしれません。
「待て」のしつけは、「おすわり」や「お手」とは違い、少しハードルが高いので、根気よく子犬に教えていきましょう。
1秒の「待て」の教え方
子犬が1秒「待て」ができるように教えていきましょう。
おすわりができない子犬は、待ての前におすわりを完璧にしてからにしましょう。
- 飼い主の前でおすわりさせる
- おやつを手に持ち、子犬の前から1歩下がる
- すぐに「いいこ」と誉めて、おやつを与える
- ごほうびを与えながら「OK」と声をかけて、子犬を自由にさせる
子犬の「待て」の教え方のワンポイントアドバイス
子犬は、じっとしていることがとても苦手なので、短い時間からはじめていきましょう。
たとえ1秒でも子犬は、「待て」を理解しようと、とても緊張しています。
「待て」ができたら、おおげさに誉めて、「OK」とすぐに声をかけ、しつけが終わったことを教えます。
1秒「待て」ができるようになったら、2秒、3秒と時間を伸ばしていきます。
2、3秒、「待て」ができるようになったら、次の5秒を目標に。
根気よく「待て」のしつけを子犬にしていきましょう。
子犬が待てないなら
子犬はじっとできず、動いてしまったら、「おすわり」をさせるところから、仕切り直して「待て」を教えていきましょう。
<<待てができない>>については、こちらでお話ししています。
ジェスチャーを加える
それでも「待て」ができないなら、手のひらを子犬の顔の前に出し、「おすわり」から立ち上がることができないように静止します。
手を前に出したら、すぐにおやつを与えて、解放してあげましょう。
子犬が動き出す前に、ほめて自由にさせてあげることが、「待て」の教え方のコツです。
子犬の待ての教え方<距離をとる>
子犬が5秒程度「待て」ができるようになったら、子犬から少し離れてみましょう。
- 飼い主の前で子犬におすわりさせる
- おやつを手に持ち、子犬の前から1歩下がる
- さらにもう1歩下がる
- すぐに「いいこ」と誉めながら近づいて、おやつを与える
- ごほうびを与えながら「OK」と声をかけて、子犬を自由にさせる
「待て」を教えている時に、子犬から急に離れると、子犬はとても不安になります。
最初は1歩だけさがるようにして、慣れてきたら、2歩、3歩と距離を伸ばしていきましょう。
子犬の待ての目標は3メートルです。
しつけの時に革製のロングリードがあると便利ですよ。
子犬の待ての教え方<時間や位置を変える>
子犬がだんだんと「待て」ができるようになったら、待たせる時間や、位置を変えて練習してみましょう。
- 別の部屋など場所を変えて待てをさせる
- 正面の立ち位置ではなく、体を斜めする
環境を変えた待ての教え方を実践していきましょう。
さらに横に座らせた状態での「待て」や、待たせたまま子犬の周りをぐるっと回ることができるようにすれば、完璧ですね。
子犬の「待て」の教え方<散歩>
おうちの中でじっと待つことができるようになったら、散歩の時にも「待て」できるように教えていきましょう。
子犬は雑音や匂いで気が散って、なかなか「待て」をしてくれないかもしれませんが、だんだんと慣れてくるはずです。
いろいろな場所や環境で、「待て」ができるようにしつけていきましょう。
散歩で待ての練習
朝の散歩も待ての練習です。何度もなんども練習しています。
おやつなしでもできるように
子犬が「待て」は、おやつがなくてもできるようにしていきます。
大袈裟に褒めることで、子犬はおやつをもらうことと同じぐらい、うれしい気持ちでなっていきます。
「おやつを持っているよ」っていうジェスチェーをするとうまくいきますよ。
何度も何度も練習する
子犬は「待て」ができても。次の日にはできなくなったりします。
何度も何度もしつけることが大事。
1日に何回か練習して、毎日根気よく教えていきましょう。
子犬に「待て」を教える理由
子犬に待てを教えるのは、他人に迷惑をかけないこと、そして愛犬や飼い主の安全を守るためです。
犬が他人や犬に飛びかからとしたときや、車からの危険を守る、誤飲を防ぐなど、「待て」はとっても大切なコマンドです。
「待て」は命を守るしつけなので、しっかりとマスターしていくことが大切です。
子犬のご飯前の「待て」は大事
犬のご飯の前に、「待て」をさせてから食べさせる飼い主さんも多いでしょう。
うちも待てをさせています!
ご飯を飼い主が「「OK」してからでないと、食べられない」としつけると、拾い食い防止にも役立ちます。
「食べていけないものを口にいれないようにする」、「食べたい時は、飼い主の許可がいる」ということは本当に大事なじつけです。
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子犬の「待て」の教え方で気にすべきこと
おすわりが完璧になってから
子犬の「待て」のしつけは、「おすわり」がマスターしてからにしましょう。
いろいろなことをいっぺんに教えると混乱してしまうので、1つずつ着実にしつけていくことが大切です。
立ったままの状態で待てをさせるのは、難しいので、まずは「おすわり」の待てからにしましょう。
集中できる環境で教える
はじめて子犬に「待て」をしつける時は、集中できる環境を作ってあげましょう。
おもちゃなどを子犬が気になるものは片付け、テレビは消し、静かな環境で、しつけをすることが大切です。
家族の協力も必要ですね。
子犬が遊んであとは興奮しているので、少し時間をとり落ち着いてからにしたり、トイレは済ませてからにしましょう。
静かな環境で「待て」ができるようになったら、今度はテレビをつけたり、おもちゃを用意して、子犬が気が散ってしまう環境でもできるように「待て」を練習しましょう。
「待て」の時は、叱らない
散歩の時に、子犬がリードを引っ張ったり、危険なところに行こうとして「待て」と声をかけたあと、止まったらと叱らないでください。
「待て」をしたのに、怒られたと子犬が思ってしまうからです。
待てができたことに対してだけ、しっかりと褒める教え方をしていきましょう。
毎日の練習が大事
「待て」の教え方は、毎日ずっとやり続けるようにしましょう。
子犬が「待て」がマスターしたからといって、しつけをしなくなってしまったら、いつのまにかできなくなってしまいます。
とっさに待てをしなくなるからです。
子犬から成犬になっても、いつでも「待て」ができるように、毎日少しずつでいいので、練習していきましょう。
英語で待てを教える
犬のコマンドを英語でしつけをしている飼い主さんもいるでしょう。
英語で待てをしつけるなら、「stay」のコマンドで教えていきましょう。
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犬が待てができない時は?
犬が待てができないなら、しつけのやり方を変えていきましょう。
時間を短くする
犬の待てのしつけができないなら、待ての時間を短くしてやりなおしましょう。
できるようのなったと思っても、何度も何度も短い時間でしつけをして確実にしていきましょう。
少し時間を長くして、また短い時間に戻す教え方をすると、犬も確実に待てができるようになるでしょう。
根を詰めてやっても犬が疲れるだけです。
ボクもなぜ待てができないの?と悩むこともありましたが、しつけは時間がかかるものです。
ゆっくりと時間をかけて、犬の待ての教え方をしたらできるようになりました。
距離を変えてみる
犬の「待て」の教え方は、距離感がとても大事です。
飼い主と犬との距離、おやつの位置などを見直してみましょう。
最初は、遠くから、そして徐々に近づけて待ての教え方をすると、難易度がだんだんと上がり、習得させるコツです。
おやつを変える
犬が「待て」ができないなら、も好きなおやつではないかもしれないので、おやつの種類を変えてみましょう。
しつけで使うごほうびのおやつは重要です。
臭い、大きさ、種類など、工夫していきましょう。
手を使う
犬が「待て」をしてくれないなら、手を使うのも有効な方法です。
待ての言葉と同時に、犬の顔の前に手のひらを出し、静止させます。
手を犬の前にすることで、犬が座っている状態から、立ちにくいこと、おやつが遮断されること、飼い主の強い意思が示されることなどの理由からです。
手を出さなくても、犬が待てができるようになったら、声だけで、待てができるようにしつけていきましょう。
他人にみてもらう
犬が「待て」ができないなら、ドッグトレーナーにみてもらうと、上達が早いです。
しつけは、犬に行動を変えさせるのではなく、飼い主が行動を変える必要があるからです。
おやつの位置、声の掛け方、姿勢など、何かしつけのヒントが見つかるかもしれませんよ。
>>犬が待てができない理由。いつでも待てができるようにするには
「待て」の前におすわりを習得
犬の「待て」は、おすわりの状態で待てをさせるようにしましょう。
立った状態だと、動いてしまう可能性が高くなるからです。
犬の腰を落とさせ、落ち着いた状態で「待て」ができるようにしつけていきましょう。
<<おすわりのしつけ>>については、こちらでお話ししています。
犬の待てについてのよくある質問
いつから待てをしつければいいの?
犬の待てのしつけは、生後5ヶ月頃から、成犬になる1歳過ぎまでにすると、習得が早く、しっかりと身についていきます。
生後5ヶ月は、子犬の散歩デビューの時期と重なります。
安全に散歩ができるように、待てのしつけをしっかりとやっていきましょう。
待ての時に動いてしまうなら
犬が待てができず、動いてしまうのは、あるあるです。
犬が動いてしまうなら、待ての時間を短くしましょう。
おやつを手に持った瞬間に「待て」と声をかけて、すぐにおやつをあげるところから始めると、なんとなく待てとおやつが一致してきます。
そして段々と時間を長くしていきます。
失敗したら、おやつをあげず、何度でも待てのしつけをやり直していきましょう。
子犬の「待て」の応用編「コイ」(おいで)
犬の「待て」をしつける時に、「コイ」(おいで)も教えていきましょう。
- 子犬に待てと声をかけて、またせる
- ロングリードを持ちながら、犬から離れる
- 「コイ」と声をかけて、ロングリードを引き寄せる。
- 子犬がそばにきたら、OKと声をかけてほめる
「待て」と同様、コイ(おいで)も大切なコマンドです。
子犬がどこかに行きそうになった時、待てと言って犬を静止させます。
コイでこちらにくるようになったら、とても楽になりますよ。
犬が待てと「コイ」がなかなかできないかもしれませんが、時間をかけて、教え方を工夫して何度も練習しましょう。
犬の「待て」のしつけをする理由
犬の待てをしつける理由についてお話しします。
犬に待てのしつけをする理由
- 他の人や犬から危険から守る
- 「待て」で感情を制御する
それでは1つずつお話ししていきます。
犬や他人から危険から守る
犬の「待て」のしつけをする理由は、犬や人を危険から守るためにとても大切なしつけです。
犬の「待て」のしつけはこんなとき役立つ
- 拾い食いをしそうになった時
- 家のドアが開いているのに気づかず、犬が外に出てしまった時
- 首輪がはずれた時
- 犬のリードが、手から離れてしまった時
- 犬が他の犬に攻撃的になろうとしている
- カフェでのんびり過ごしたい時
「待て」は、犬の特技として、ぜひしつけをしておきましょう。
「待て」で感情を制御する
犬は感情で動く動物なので、心をおさめるという意味では、待てのしつけは大切です。
犬の感情や欲求を制御し、飼い主さんのいうことを聞いてくれれば、飼い主さんもストレスなく犬との生活を楽しむことができます。
犬の待てのしつけができていうれば、勝手な行動もなくなり、従順な犬になって、育てるのが楽になるのです。
子犬に「待て」のしつけを始める
子犬を迎えたので、「待て」を教えることにしました。
待ては、安全を守るためにもとても大切なしつけです。
いきなり「待て:と言っても、待ての意味を理解していないので、できるはずがありません。
おすわりの状態を保つことが「待て」なので、おすわりを完璧にしていきます。
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犬が待てができない理由や待てのしつけ方
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こんなお悩みにお答えします。 今回は犬が「待て」ができないと悩んでいる人に、しつけ方ををご紹介します。 愛犬が「待て」ができないと困ることがいっぱいありますね。 例えば、危険に遭遇しそうになったときは ...
子犬の待ての教え方のまとめ
今回は、子犬の「待て」の教え方について、お話しました。
「待て」のしつけはとにかく時間がかかります。
我が家のミニチュアシュナウザー も待てがなかなかできませんでしたが、だんだんと完璧な待てができるようになりました。
<<犬の待てを英語でしつける>>ことについては、こちらでお話しています。