老犬が急に噛むようになって困っています。
噛むしつけはしっかりしたはずですが、しつけをしなおした方がいいのでしょうか。
こんなお悩みにお答えします。
- 老犬が急に噛むようになったときの対処法
- 老犬が急に噛む理由
- 老犬が急に噛むときに気をつけること
今回は、老犬が噛むことについて解説します。
老犬が噛むのは、不安な気持ち、痛み、判断能力の低下などさまざまなことがあります。
そこで本記事では、老犬が急に噛むようになったときの対処方法を、わかりやすく解説していきます。
「老犬の噛み癖のしつけはしたほうがいい?」「噛む原因は?」といった疑問も解消できますよ。
それでは、早速はじめていきましょう。
老犬が急に噛むときの対処法
老犬が急に噛むようになったときの対処方法をお話しします。
むやみに叱らない
老犬が急に噛むようになっても叱らないであげましょう。
今まで噛むことがなかったのに老犬が噛むのは、体の不調や病気、精神的に不安定になっているからです。
まずは、冷静に対応することが大事。
老犬の体を気遣い、おだやかに生活できるように、今まで以上に明るく接してあげましぃう。
調子が悪いのに叱られたら、老犬も萎縮してしまいますし、飼い主もイライラして精神的にも嫌になっちゃいますよね。
老犬が噛むなら、優しく接してあげるようにして、心を大きく持ちましょう。
老犬の体調をチェック
老犬が噛むなら、体調をチェックしてあげましょう。
発熱はしていないか、息が荒くないか、痛いところがないか、下痢、嘔吐はしないか、やさしい気持ちで愛犬と接してあげます。
体調に不安があるなら、早めに動物病院に連れていきましょう。
生活リズムをつくる
老犬になると、夜眠れないことでイライラしたり、疲れやすくなっています。
おだやかに暮らせるように、生活リズムをゆっくりにしてあげましょう。
昼夜逆転しないように、昼間は軽い運動をするように心がけ、ゆっくりと安心して睡眠できるようにしてあげます。
散歩でリフレッシュする
老犬が噛むなら、リフレッシュしてあげることも大切。
老犬と散歩にでかけて、心も体もリフレッシュしていきましょう。
散歩で「おすわり」「待て」などのしつけをすることは認知症予防にもつながります。
無理しないようにして、ストレス発散をしましょう。
マッサージをする
老犬が噛むなら、リラックスできるように、やさしく声をかけながら、ボディタッチして、マッサージをしてあげましょう。
マッサージで体を触ってあげれば、犬の心も安定してきますし、痛みなどがあるなら、病気も発見もできます。
急に噛むことがあるので、十分注意して老犬をマッサージしてあげましょう。
専門家に診てもらう
老犬が噛むのは、不安な気持ちだったり、体調が思わしくないからです。
早めに動物病院で診てもらいましょう。
病気なら、薬の処方をしてくれるでしょうし、精神的なことなら、アドバイスやサプリメントを処方をしてくれるはずです。
老犬が噛む理由
老犬が噛む行動には、さまざまな理由があります。
体調が悪い
老犬になると、内臓疾患や、足の関節や体の一部に痛みが出たり、体調も悪くなってきます。
飼い主が体を触ろうとして噛むのは、痛いところこに触られたくないからです。
噛むことで、痛みを和らげたり、瞬発的に反応してしまうのです。
環境の変化
老犬は、今後の地震の生活について、不安を感じて飼い主を噛むことがあります。
また「最近、家族内でケンカが多くなった」「工事の騒音がうるさい」なども、老犬がストレスを感じるのも噛む原因になります。
嫌なことをされたと感じるから
老犬は、嫌なことをされたと感じると、噛んで抵抗することがあります。
急に体を触ろうとしたり、寝たきりで痛いのに立たせようとしたりすると、瞬発的に噛んで抵抗しようとするのです。
<<老犬の介護について>>はこちらでお話ししています。
認知症
老犬になると、心の不安や体の不調を訴える犬もいますが、認知症になってしまうこともあります。
昼夜逆転したり、ご飯を何度でも欲しがるなどは、認知症の症状です。
精神的にも不安定になってくるので、飼い主を間違って噛むことも多くなってしまうかもしれません。
認知症は専門的な治療をして、よりそっていくようにしましょう。
老犬の噛むことの変化
老犬が噛む行動に変化が見られる場合、注意が必要なサインとなります。
従来は噛むことがなかったのに急に噛み始めた場合や、噛む力が強くなった場合などです。
このような変化は、犬の健康状態や心理的な要因の変化を示唆している可能性があります。
早めに獣医師に相談し、問題の解決に向けた適切な対策を講じることが大切です。
噛む力が弱くなる
老犬は、歯もだんだんと弱くなっていて、噛む力も弱くなってきます。
ドライフードをふやかしてあげたり、手作りごはんなどでやわらかいものを食べさせるようにしましょう。
噛む力が弱くなった老犬に硬いものをあげると、喉を詰まらせてしまうこともあるので、気をつけましょう。
老犬におすすめのやわらかいウェットフード
ドライフードを食べてくれない愛犬へ【カナガンドッグフード チキン ウェットタイプ】遊び方を変える
老犬の噛む力もなくなってきたら、今までとは遊びの方法を変えていきましょう、
おもちゃでひっぱりあいこなどんじょ遊びはやめて、スキンシップなどで軽い運動に切り替えます。
おもちゃは、やわらかい素材のものや、鬼ごっこなど走るだけの有酸素運動だけにします。
口を使う遊びはだんだんと控えるようにしましょう。
食欲がなくなる
老犬の噛む力が弱くなると、食欲もなくなってきます。
シニア用のフードに斬り勝てたり、少しの量でも栄養がとれる高タンパク、低脂質のドッグフードを食べさせてあげましょう。
老犬の噛むことについての気にすべきこと
老犬の噛み癖について気にすべき重要なことがをお話しします。
噛まれないように注意する
老犬は。老化や認知症、噛む力が弱くなると、無意識に噛むととがあります。
飼い主は、愛犬が噛むかも、噛まれるかもということを前提に行動しましょう。
犬も飼い主を噛むのは不本意です。
失敗させないことが、老犬とおだやかに暮らすコツなのです。
老犬の噛む力が弱い時のおやつの与え方
老犬が噛む力が弱くなってきたら、おやつを与えるときは、注意してあげるようにしましょう。
今まではおやつを与える時、噛まれたことはないかもしれません。
老犬になると、おやつと手が区別できなくなっていたり、老犬の噛む力が弱くなってきます。
しっかりと噛まないとつかめないために、噛む力が強くなったり。手も一緒に噛むことがあります。
老犬ができていたものができなくなったと悔やむのではなく、老犬に失敗させないことがとても重要です。
老犬だって、飼い主の手を噛みたいわけではないので、おやつを与える時は、手でつまむように口に持っていくのではなく、手のひらを開いてあげるようにしましょう。
老犬が噛むなら、しつけはどうする?
老犬が噛むなら、しつけをするよりも気をつけて噛まないような生活空間を作ってあげましょう。
いくら子犬や成犬の頃に、噛み癖をしないようにしつけがしてあったとしても、体の痛みであったり、噛む感覚が鈍くなることにより、間違って噛むことがあります。
老犬は故意に噛んでいるわけではないので、しつけは卒業して、穏やかに暮らしていくにはどうしたらいいのか、一緒に考えていきましょう。
<<老犬の介護>>については、こちらでお話ししています。
まとめ
今回は、老犬が急に噛むことについて、お話ししました。
老犬が急に噛むようになったら、体調が悪いなどのサインの可能性が高いです。
噛まれないようにボディチェックをして、老犬の様子をしっかりみてあげるようにしましょう。
<<犬が噛む理由>>については、こちらでも解説しています。