老犬が病気で心配です。
最期の準備をしておいたほうがいいですか?
まだ最期のときのための準備することを知りたいです。
こんなお悩みにお答えします。
- 老犬の最期の兆候って?
- 老犬の最期を迎える前に何をすればいいの?
- 気持ちの整理がつかないんですけど。。
今回は老犬を飼っている人や介護をしている人のために、老犬の最期の準備についてお話します。
老犬の最期なんて、考えたくないというのが本音ではないでしょう。
そこで本記事では、最低限やっておきたいことをお話しします。
気が乗らないなら、さらっと読んでいただければいいですよ。
「老犬の最期ってどんな感じ?」「最期を迎えたときに何をすればいいの?」といった疑問も解消できますよ。
ちなに愛犬が最期を迎える前は、かわいそうだから葬儀なんてって思うこともありました。
でも大事なんですよね。
最期を迎えてあたふたしないように、また相談だけでもしておくと気持ちが落ち着きます。
老犬の最期の前兆や症状は?
老犬の最期の兆候について、お話しします。
最期の症状なので、愛犬と比べたり、読むのはつらいかたが、さらっと流し読みでいいですよ。
参考になれば幸いです。
老犬の最期の前兆
- 歩けなくなる
- ごはんを食べない・水を飲まない
- 睡眠時間が長くなる
- 体重が落ちてくる
- 鳴く
- 匂い
- よだれが出る
- 下痢、血便になる
- けいれんする
- 体温が下がる
- 呼吸が乱れる、息が荒くなる
それでは1つずつお話ししていきます。
歩けなくなる
老犬の最期が近くなってくると、歩くことも難しくなり、寝たきりになることが多くなります。
トイレも自分でできなくなり、介助しなければできなかったり、おむつをつける必要が出てきます。
立つことが難しくなっていますが、あくまでも無理をせずできる範囲でですが、できれば体を支えて立つことだけでもしてあげるといいでしょう。
老犬は、立たせることだけでも筋肉維持ができます。
最期を迎えるまで、なるべく老犬が寝たきりにならないようにしてあげることが大切です。
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ごはんを食べない・水を飲まない
老犬の最期が近づいてくると、ご飯も食べなくなり、食事を拒否したり、水の飲まなくなります。
ドッグフードや手作りご飯を食べなくなったら、獣医師と相談して、命を守る食事をしたり、点滴を摂取していきます。
人間の食べ物でも、なんでもいいので、プリンなどの甘いもので栄養を摂り、生きるための食事に変えていきましょう。
老犬にとって、食べることはとても大事なことです。
それでも食べなくなってきたら、老犬の最期の前兆です。
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睡眠時間が長くなる
老犬になると、睡眠時間が長くなってきますが、最期が近づいてくると、より一層寝ている時間が多くなります。
寝ている時間と起きている境目がなくなってきます。
あまり眠れないこともあるので、静かでおだやかな生活ができるような工夫をしてあげましょう。
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体重が落ちてくる
老犬が食べなくなり、体重が落ちてくると、とても危険。
最期が近くなっています。
老犬が固形物を食べないなら、シリンジを使い、砂糖水を与えたり、マヌカハニーを舐めたりして、体力温存に努めていきましょう。
わが家は、体力温存のために、マヌカハニーをなめさせていました。
マヌカハニーは、主にニュージーランドが産地のマヌカという花からとれたハチミツです。
鳴く
体に痛みがあったり、体調が悪いと老犬は鳴くようになります。
また昼と夜との境目もわからなってきて、夜でも鳴くことがあります。
なるべく疲れて夜中、泣かないように声をかけるなどして、老犬が昼間、起きているように仕向けましょう。
匂い
老犬が最期が近づいてくると、口臭や体臭の匂いもきつくなってきます。
シャンプーもできないことも要因です。
どうしても体も匂いが気になるなら、水を使わないウォーターレスシャンプーがおすすめです。
我が家は、愛犬が汚れたら、ウォーターレスシャンプーでふいてあげていました。
よだれが出る
神経も弱くなり、よだれの制御もできなくなってきます。
こまめに口のまわりをふいてあげましょう。
下痢、血便になる
老犬が下痢になったり、血便になると、最期が近くなり、それほど長い間生きていることができないかもしれません。
血便になるのは、重篤な内臓疾患になっているはずなので、延命治療をするかどうかも、家族で相談も必要です。
老犬の最期がおだかかになるように、獣医師と相談しておきましょう。
けいれん(痙攣)の発作がおこる
老犬の最期が近くなってくると、体をピクピクさせて、けいれんの発作を起こします。
一度おさまった発作も何度か繰り返して、体力を消耗させていくのです。
老犬の最期がおだやかになるように、なるべく一緒にいてあげましょう。
体温が下がる
老犬が体温が下がってくると、いよいよ危険な状態で、最期がせまっています。
最期の時が近いので、老犬を看取る心の準備をしておきましょう。
呼吸が乱れる、息が荒くなる
老犬がだんだんと息が荒くなり、大きな息をした時には、いよいよ最期の時です。
大きな息をした後は、最期までの時間がありません。
おだやかに最期が迎えられるように、飼い主も看取る準備をしましょう。
老犬の最期を迎える前に
介護、看護のケア
老犬は最期が近くなってくると、自分では何もできなくなってきます。
食事や、トイレのお世話、床ずれをおこさないように寝返りなどやることはたくさんあります。
食事は流動食にしたり、オムツの用意など、老犬が安らかに最期が迎えられるようにしてあげましょう。
ただしできる範囲で、無理はしないことが大切です。
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スキンシップ、声をかえる
最期がおだやかに迎えられるように、老犬の体をさすったり、声をかけてあげるようにします。
できる限りでいいので、老犬が最期を迎える前に、たくさんかわいがってあげましょう。
飼い主の気持ちも整えておくことが大切です。
老犬を看取る準備をする
老犬が最期を迎える前に、看取る準備をしていきましょう。
愛犬を看取るために葬儀や棺、ドライアイスなど準備をしておくことが大切です。
もしし気持ちの整理がつかないなら、専門業者に相談するといいでしょう。
気持ちを整理しておく
この記事を読んでくださっているみなさんは、少なからず、愛犬の最期を意識していらっしゃるのではないでしょうか。
老犬になり、足腰が弱くなってきたり、病気を患い、動物病院にお世話になったりして、最期を意識してしまいますね。
老犬の病気が進行するのか、余命がどれぐらいなのか、最期はいつなのか、誰にもわかるものではありません。
老犬の最期のことなど、考えられないというのが、本音ではないでしょうか。
気持ちの整理がつかないかもしれないし、家族がいるとしたら、話し合いも難しいかもしれません。
それでも老犬が最期を迎える時はいつかは来るので、少しずつ気持ちを整理しておくことも大切です。
寂しければ、泣けばいいし、忘れたくなければ、忘れる必要もありません。
老犬の最期の準備が難しくできないなら、無理にしなくてもいいですよ。
何もできないなら、葬儀会社さんにおねがいすればいいのです。
ただし事前に【ペット葬儀110番】で、見積もりだけでもしておくと。プロ任せにできるので、気持ちが楽になります。
老犬の最期にやること
老犬が最期をむかえたときに、やることをお話しします。
老犬が最期を迎えたら
老犬が最期をむかえたら、愛犬の身体をきれいに拭いてブラッシングをしてあげます。
体液が出ることがあるので、ガーゼでふいてきれいにします。
時間が経っても出ますので、ペットシーツを敷いて、お部屋がよごれないようにしましょう。
体がきれいになったら、(なる前に)手足をたたんでおきます。
(棺にきれいにおさめるためです。)
棺をつくる
体をきれいになったら、体を丸めた状態で、タオルにつつみ、段ボールの中に納めましょう。
特に夏場は、ドライアイスで痛まないように冷やし、涼しいところで最期のお別れをしましょう。
老犬の最期。棺作りに必要なもの
- 愛犬が入る大きさの棺または段ボール
- ドライアイス
- きれいなタオル
- ペットシーツまたは新聞紙
- 大好きなおもちゃ(燃えるもの)おやつ
- 愛犬の写真
- お花
もしよくわからないとか、気持ちの整理がつかないなら、専門のプロにお願いしましょう。
ドライアイス
ドライアイスは、大切な愛犬を守るためにも大切です。
最期をむかえた老犬の体がいたまないように、また匂いが出ないように早めに準備をします。
ドライアイスは、ドラッグストアやスーパーなどでも販売されています。
もちろん、葬儀屋さんでも準備してくれますが、急を要します。
買い物の合間に、ドライアイスがどこに売っているか調べておきましょう。
お供えの花
意外とあせってしまいそうなのか、お供えのお花です。
気に入った花が揃わないこともあるので、花屋さんも調べておくことをおすすめします。
スーパーなどでも切り花は売っていますが、品揃えなども、普段から確認しておくといいでしょう。
老犬が最期を迎えてからだと、意外と思った花が見つからないこともあります。
うちの老犬の最期の時もせっかく送り出すなら、きれいな花がよかったので、結局、花屋さんで買い直しました。
手足を丸くたたんでおく
老犬の最期をむかえると、飼い主は、何も考えたたくなくなってしまうことでしょう。
1つだけやっておかなければいけないことがあります。
手足をたたんで、老犬の体を丸く小さくたたんでおくことです。
体が硬くなってしまうと、できないからです。
うちの愛犬のミニチュアシュナウザー は、少し体が大きかったので、段ボールをふたつ重ねて工作しました。
親身になって【ペット葬儀110番】 が対応してくれるはずです。> 老犬の最期を迎える前に、相談してみる<
事務処理も必要
老犬が最期を迎えたら、行政機関に連絡して、狂犬病の注射の連絡が来ないようにします。
連絡の際、鑑札番号を聞かれるかもしれないので、準備しておくといいでしょう。
もしペット保険に入っているようなら、保険会社にも連絡します。
保険会社によっては、日割りで決済してくれるところもあるので、早めの方がいいですよ。
うちが入っていた保険は日割りでした。
老犬と最期のお別れをしてから。すぐに連絡しました。
老犬の最期で気持ちの整理がつかないなら
老犬が最期を迎えることが受け入れられず、どうしていいかわからなくなってしまう飼い主さんもいるでしょう。
ここまで読んでいただいて、愛犬が生きているのに、最期を迎えるなんて、考えられないという方も多いのではないでしょうか。
葬儀会社もよくわからないし、どうしていいかわからない。最期を迎えてから考えたいという方には、【ペット葬儀110番】を頭のどこかにいれておくといいでしょう。
- 日本全国対応してくれること
- 24時間対応してくれること
また見積は無料なので、見積だけでもとっておくと、いざという時の金額の目安にもなります。
見積の際、わからないことや葬儀の相談をしておくのもおすすめです。
ペットの葬儀にいくらかかるのか事前に相談したり、大切な家族である愛犬とキちんとお別れしたいけど、なんでもきいておきましょう。
また隣近所に老犬が最期を迎えたことを知られたくないなど、なんでも相談しておくと役立つこともあります。
愛犬の思い出の品を残す?
老犬が最期を迎えて、愛犬の使っていたものを残しておくかどうかは、とても難しいことです。
愛犬がいなくなって、しばらく経ってから、使っていたおもちゃなどを見ると、つらくなってしまうかもしれません。
逆に残しておくことで、いつでも思い出すことができるので、処分するのは、心の整理がついてからでもいい気がします。
個人個人違うので、ゆっくり考えていきましょう。
我が家は。ほとんどのものを残しています。
どこかに寄付をしてもいいし、また犬を飼うことになったら、使えばいいと思っています。
うちの老犬の最期は遠い?
まだだいじょうぶって思わないで、遠くて近い老犬の最期です。
足腰が衰えてくる
老犬になりと、筋肉がおち、足腰が衰えてきます。
歩きにくかったり、つまづくことも多くなります。
後ろ足も弱くなり、散歩に行きたが柄なくなります。
おうちでは、段差をなくしてり、すべられないようにカーペットを敷くなどの対策をしてあげましょう。
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食欲がなくなる、味覚の変化
老犬いなると、味覚がおち、ご飯を食べなくなったり、味の好みも変わってきます。
また噛む力が弱くなり、硬いドッグフードも食べられなくなります。
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視覚、嗅覚の感覚がおちる
犬の老化が進んでくると視覚、嗅覚の感覚が落ちてきます。
物にぶつかることが多くなったり、耳も遠くなり、呼んでも反応してくれないこともあります。
病気が多くなる
老犬になると、内臓の病気にかかりやすくなります。
急に下痢や嘔吐を繰り返したり、夜泣きなどをすることも考えられます。
老犬になったら、獣医師との連携が大切です。
老犬の体調や、最期を迎えるための準備などしっかりと相談しておきましょう。
愛犬(老犬)の最期
1年前に病気が見つかりました
我が家のミニチュアシュナウザー が老犬になり。病気も発症してしまいました。
亡くなる1年ぐらい前から、体調がどんどん悪化していきました。
病名が膵炎。
膵炎は、見つかりにくく、病気になると治療が難しいのが現状です。
獣医師と相談しながら、治療方針を決めて、納得した上で、介護をし続けました。
最期を覚悟をしていましたが、準備とか、何をしていいのか、考えることすら嫌な気持ちになりました。
最期を迎える
あとから考えると、最期の日は、朝から息が荒くなり、とても心配でした。
そしておさまり、おだやかになり、安心しましたのを覚えています。
まだ生きる力があると。
ただ期は大きく息を吸って、1時間も経たずにすぅっと逝ってしまいました。
心の準備はできていたはずですが、悲しい、どうしていいかわかりませんでした。
愛犬はとても頑張ったので、心を込めて送り出してあげようと思ったのです。
老犬の最期を迎える時期、寿命は?
老犬になってくると、どうしても気になってしますのは、犬の最期。つまり寿命です。
一般社団法人ペットフード協会によると、2023年の犬の平均寿命は。14.62歳です。
年度 | 平均寿命 | 超小型犬 | 2023年 | 2023年 |
2010年 | 13.87歳 | 14.37歳 | 14.13歳 | 13.69歳 |
2023年 | 14.62歳 | 15.07歳 | 14.29歳 | 13.86歳 |
超小型犬は、15.07歳、中、大型犬は13.86歳と、小さい犬に方が長生きといえます、
また、2010年の平均寿命13.87歳よりも、2023年の14.62歳の方が寿命が伸びていることがわかります。
これは、ドッグフードの開発が進み、犬が良質なドッグフードを食べることにより、寿命が伸びたのではないかと考えられます。
また、外飼いが減り、室内飼いが多くなったのも要因でしょう、
参考:一般社団法人ペットフード協会
老犬の最期についてのまとめ
今回は、老犬が最期を迎えた時のことについてお話ししました。
老犬である愛犬の最期など考えたくない気持ちは十分理解できますが、いつかはやらないといけないことです。
もちろん最期を迎えてからでも間に合いますが、大切な愛犬なので、しっかりお見送りしたいですね。
ボクもこの記事を書くのは、とてもつらい気持ちでしたが、皆さんの役に立つのならと思って、書きました。
少しでも、老犬が最期を迎えたときに、お役に立てたらうれしいです。